No rain,No rainbow
「夫婦だなんてっ!そもそも私、離婚したばかりでっ!あっ!もちろん。律さんとじゃないですよ?!律さんみたいに素敵なひととそりゃあ、ずっと一緒にいたいし、できたらいつかは結婚、とかしたいですけど、でも私バツイチだし…!?」
「…ストップっ!!」
言いながら、私の口を手のひらで塞いだ律さんは、
それ以上言うと、くちびるで塞ぎますよ?私の耳元で囁いた。
「いやー、すみませんねぇ。こんなに素敵な絵に
出逢ってしまったから、興奮しているみたいで」
どうどう。なんて、まるで牛か馬を落ち着かせるみたいに、私の背中をさする律さん。
「なんだ、雰囲気がすっかりご夫婦みたいだったので、そのペアリングも素敵だったので」
朗らかに笑う、藤城さん。
・
「…ストップっ!!」
言いながら、私の口を手のひらで塞いだ律さんは、
それ以上言うと、くちびるで塞ぎますよ?私の耳元で囁いた。
「いやー、すみませんねぇ。こんなに素敵な絵に
出逢ってしまったから、興奮しているみたいで」
どうどう。なんて、まるで牛か馬を落ち着かせるみたいに、私の背中をさする律さん。
「なんだ、雰囲気がすっかりご夫婦みたいだったので、そのペアリングも素敵だったので」
朗らかに笑う、藤城さん。
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