No rain,No rainbow
玄関のドアノブをまわして、玄関で靴を脱ぎました。

腕時計を確認したら、23時45分でした。

鞄から包丁を出して、リビングに繋がるドアを開けたら、

「父親は倒れていました。すでに息をしていませんでした」

あたりには、焼酎のビンとか、ビールの空き缶が転がっていて、盛大に吐いたあとがあって。

すごく、安心したんです。

殺さなくてすんだ。

自分で死んでくれた、って。

そのあと、救急車を呼んで、警察も来て。

結局、脳出血、だったんです。


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