ウソツキハート



2人で狭い路地を右へ左へ、闇雲に走った。



先が見えなくたって、あらたが手を引いてくれれば、怖くなんかなくて。



むしろ、わくわくする。



どこへ連れて行ってくれるの?



何を見せてくれるの?



あらたとだったらあたし、どんなとこにもどんな世界にも行けるんだよ?



なんだって出来るし、不安なんてこれっぽっちも感じないの。



気持ちが不安定になったって、最後には笑える気がするんだ。



あらたのことをまだ、なんにも知らなくても。



.
< 231 / 373 >

この作品をシェア

pagetop