ウソツキハート



ぴったりくっついていると、重なる鼓動。



いつもより少しだけ速いのは、少しの緊張と大きな嬉しさのせいで。



鼓動が重なっているということは、あらたもいつもより速いはず。



その理由は、あたしと同じだといい、な?



「あんず。」



あたしを呼ぶ、あらた。



「ん?」



ゆっくり聞き返せば。



「俺のもんだからな。あんずは、俺のもんだ。」



後ろからあたしを強く抱く、あらたの腕。



それだけでもとてつもなく嬉しいのに、それ以上のシアワセをあなたはあたしにくれるのね?



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