ウソツキハート



嬉しすぎて、上手に返事が出来ない。



「あんず。」



あらたがあたしを呼ぶ。



「なぁに?」



少し身をよじってあらたに聞き返す。



「お前は俺のもんだ。返事は?」



あたしの頬に頬を寄せながら、そんな風に囁いた。



「…今更、言わなくたって…」



わかってるくせに。



続けようとした言葉はあらたに遮られる。



「言わなきゃ、わかんねー。」



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