ウソツキハート
彼に2度目に会ったのは、やっぱりエレベーターの中で、やっぱり残業して遅くなった夜だった。
あたしはつくづく仕事が出来ない。
ため息をついたら、立っていられなくなった。
誰もいないエレベーターにしゃがみ込んだら、あとはもう、とめどなく涙が溢れてくる。
ひっくひっくと、しゃくりあげるあたしの声が、狭いエレベーターの中に反響する。
そんな自分の声が、なんだか滑稽で惨めで、今度は笑えてくる。
泣いているのか、笑っているのか自分でもよく、わからない。
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