一途なハイスペック御曹司はお姫さまに夢中。
 

今は10月中旬のはずだけど、実はドッキリかエイプリルフールでした!って言われた方がまだ納得出来るよ。

でも、天野さんは嘘だという気配はなく瞳を一切逸らさずに話を続けた。



「俺は本気だよ。城田さんは、姪が迷子になった時のことを覚えてるか?」


「はい、覚えてます」


「姪は小学2年生でみのりって言うんだけどね、後で話を聞いたんだ。みのりが通行人に道を聞こうとしても、急いでいるのか相手にしたくないのか素通りされるばかりで困っていたんだと。

立ち往生してると、体格のいい男性と体がぶつかった反動でしりもちをついてしまって、その人は舌打ちして去っていくだけだったそうだ」


< 31 / 37 >

この作品をシェア

pagetop