政略結婚のはずですが、溺愛されています【完結】
「調子はどう?風邪は治った?」
「うん、大丈夫。すぐに治ったよ、ありがとう」
「それはよかった。旦那さんは今日は休み?」
「そうだね、うん…」
美味しそうなケーキが並ぶメニューを眺めながら、松堂君は「好きなもの頼んでいいよ。今日は俺が誘ったから払うから」と言ってくれたが昔から彼は色々な理由をつけては全て支払ってくれる。
申し訳ないから今日こそは私が支払いたいのだが…。
「じゃあ、チョコレートケーキにしようかな」
チーズケーキと悩んだがイチゴが乗ったチョコレートケーキのほうがそそられた。
「じゃあ俺がチーズケーキにするよ、悩んでたでしょ?」
「うん。松堂君は何でもわかるんだね」
「そりゃね」
ふんわりと甘く笑うと店員さんを呼んだ。
優しくてイケメンで長身で、それでいて医者一家なのだからモテないわけはない。それなのにあまり特定の女性を連れているのは見たことがない。
「松堂君は付き合ってる人いないんだよね?」
「いないよ」
「お医者さんだから忙しいもんね。出会いとかあんまりないの?」
「出会いはそれなりにあるよ。それこそ、見合い話だってあった」
「断ったんだっけ?」
「そうだよ」
松堂君は頬杖をついて窓の外に目をやる。横顔も本当に綺麗だった。
鼻も高くて二重も綺麗で、形のいい唇が弧を描いている。
「うん、大丈夫。すぐに治ったよ、ありがとう」
「それはよかった。旦那さんは今日は休み?」
「そうだね、うん…」
美味しそうなケーキが並ぶメニューを眺めながら、松堂君は「好きなもの頼んでいいよ。今日は俺が誘ったから払うから」と言ってくれたが昔から彼は色々な理由をつけては全て支払ってくれる。
申し訳ないから今日こそは私が支払いたいのだが…。
「じゃあ、チョコレートケーキにしようかな」
チーズケーキと悩んだがイチゴが乗ったチョコレートケーキのほうがそそられた。
「じゃあ俺がチーズケーキにするよ、悩んでたでしょ?」
「うん。松堂君は何でもわかるんだね」
「そりゃね」
ふんわりと甘く笑うと店員さんを呼んだ。
優しくてイケメンで長身で、それでいて医者一家なのだからモテないわけはない。それなのにあまり特定の女性を連れているのは見たことがない。
「松堂君は付き合ってる人いないんだよね?」
「いないよ」
「お医者さんだから忙しいもんね。出会いとかあんまりないの?」
「出会いはそれなりにあるよ。それこそ、見合い話だってあった」
「断ったんだっけ?」
「そうだよ」
松堂君は頬杖をついて窓の外に目をやる。横顔も本当に綺麗だった。
鼻も高くて二重も綺麗で、形のいい唇が弧を描いている。