政略結婚のはずですが、溺愛されています【完結】
―クリスマス当日

日和の手料理が並ぶ。ローストビーフに、ツリー型のサラダに、ホワイトシチューやチキン、ミニトマトのカプレーゼなど。
改めて日和の料理のクオリティが高いことを知る。

自宅で飾り付けをしたツリーもスイッチを入れると同時に輝きだして日和の瞳も心を躍らせているのが伝わってくる。

まだ彼女にはコスプレはさせていない。ロングワンピースの上からエプロンを着けている。

「よし、準備オッケーだね!楓君が買ってきてくれたケーキすっごく美味しそうだった~!今は冷蔵庫に入れておこうか」
「そうだね。それより日和、サンタの恰好してきてほしいんだけど」
「あ、そうだった!で、お洋服は?」
「待ってて、持ってくるから」

事前にしっかりと準備していたクリスマス用の服を俺の自室から持ってくると彼女に差し出す。
最初はありがとう~とウキウキで受け取ったのに、中身を確かめると徐々に疑問符が浮かんでいる顔をする。

「えっと…短いような?」
「そうかな?絶対に似合うよ」
「…うん?」

おそらく日和が着用しても(彼女は背が低い)相当スカートは短いだろう。
ワンピースタイプだが、フレアタイプで日和の雰囲気に合うものをセレクトした。ただし、オフショルタイプであり、胸元部分も露出している。


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