政略結婚のはずですが、溺愛されています【完結】
松堂君はエリート一家であるのに、それを全く表に出さない。親近感のある王子様キャラだ。
「松堂さんってものすっごいエリートですね」
「はは、そんなことないよ」
「で、ご結婚は?まだですか?」
「結婚はまだだよ。好きな子がいるからお見合い話とか断ってたし」
「ええ?!松堂君って好きな子いたの?」
店内ではワインを飲みながら少しずつ運ばれてくるピザやサラダ、パスタを食べていた。松堂君が舞衣子に質問攻めにされているところを割って質問していた。
何故なら、お見合い話があるのにも関わらずそれらを断っていたのは好きな子がいたからだという驚愕の事実を聞いてしまったからだ。
「うん。いるよ」
彼は余裕そうに笑みを溢し、そのままワインの注がれたグラスを傾けた。思えば、松堂君が女性と一緒にいるところは何度か見たことがあったけど毎回あれは彼女じゃない、と言っていた。