何の取り柄もない田舎の村娘に、その国の神と呼ばれる男は1秒で恋に落ちる【後編】

「何やってんのや。アイツ。」

ため息をつきながら、りんは空を見上げた。
こんな時に花火を上げる呑気な奴なんて一人だけ…。それが分かっていながらも…

「…きれーやな。」


りんは感嘆の声を思わず漏らした。


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