激甘御曹司は孤独な彼女を独占愛で満たす
「ふぁ!?」
「俺の顔に穴が開く」
手を掴まれ、強引に彼の胸に飛び込む。眠っていたモップが、片目を開けたけれど、小さくため息を吐くと彼の上から降りて、自分のベッドの上で丸くなって再び寝だした。
なぜ、この子はそんなに落ち着いているの。
なんで?
「いつまでハジメを見ているんだ。さっきまで俺を見ていただろ」
「モップです! モップの寝顔を見ていたの、も、手を離してよ」
彼の胸は、モップのおかげで温かくて、彼のセクシーな匂いが直で鼻で吸い込めた。
ああ。顔を埋めて動きたくない。
「美優の髪って柔らかいよな。永遠に触ってられる」
「……私も、宇柳さんの匂いとモップの肉球の匂いは永遠と嗅いでいられる」
「なんだ、それは」
クスクスと笑った後、更に強引に引き寄せられ、半身を起こした彼に抱きしめられた。
「おかえり。鍵穴が回った音で起きたんだが、キスで起こしてくれるかなと期待した」
「喧嘩中の相手をキスで起こしません」
キスされそうだったので宇柳さんの口を押えて起き上がる。
案の定、私が塞いだ手をぺろりと舐めてきやがった。
「なんで泣きそうなんだ」
「モップって名前がいいから、です」