激甘御曹司は孤独な彼女を独占愛で満たす

なぜ私が、鼻歌を歌いながら彼のネクタイなんかを嬉しそうにアイロンを――!
ああ、でも先週の日曜日、ガーデンウエディングを見に行ってしまったんだよね。

 彼が今年中に正式に日本の会社を引き継ぐ形になり、その時に社長に就任するらしい。
それはまだうちの社長には知らせれないけど、そのタイミングで私たちは入籍する予定。
今は、残り僅かな恋人期間を楽しんでいるはず。

……でもほぼ毎日一緒にいるし、同棲に近いのか。

「モップ。ブラッシングしようっか。毛が絡まったら汚れが溜まるからね」

恥ずかしくなって癒しを求める。
モップはヨークシャテリアやマルチーズ系の血が混ざった雑種だから毛が軽く柔らかく、小まめに切ってあげた方がいいようだった。
女の子だから手術とかもどうするか、彼に相談しないとだし。
イチャイチャとブラッシングしていたら、一階に車が止まる音と車庫が開く音がした。
彼が帰ってきたんだ。
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