激甘御曹司は孤独な彼女を独占愛で満たす
「お母さんです。私が聖くんと結婚したいって知ってたのに、酷いから今日はおばあちゃんの家に家出しようかなって」
あ、危なっかしい。
聖さんのお姉さんに似て、危なっかしいのかな。
こんな美少女が夜遅くぶらぶらしていたら、誘拐されてしまうに決まっている。
「私、聖くんと結婚したかったな。だって聖くんならママみたいに女性を泣かせない、幸せにしてくれると思うの。優しいし格好いいし、運動会だってどのパパよりも若くて格好いいし」
泣き出しそうなみどりちゃんを思わず抱きしめてしまった。
「ご、ごめんね。私です」
「――え?」
「聖さんとその、結婚前提なの。屋敷は小学生一人では心配だから、今日は聖くんの家に居よう」
今日は聖さんが会いに行くと言っていたのに逃げてきたというのは、彼女の気持ちは本当なんだろう。
私も信用していた婚約者を奪われた経験があるから、みどりちゃんの気持ちもわかるし胸が痛い。
「動物のアレルギーがなければだけど、おいで」
みどりちゃんを一人にしたくなかったので、半ば強引に聖さんの家に連れ帰ることにした。
隙を見て聖さんにメールしたので気づいてもらえたら、安心なんだけど、どうだろう。