激甘御曹司は孤独な彼女を独占愛で満たす
「みどり」
家の前で車を止めると、慌ただしく階段を上ってきたのは、聖さん。
モップを抱っこしてみどりちゃんの向かいに座っている私と、パスタをつるんと食べ終わったみどりちゃんを見て、彼はホッとしている。
「聖さん」
「みどり、今日は一緒に食事しようって言っただろ」
苦笑しつつ聖さんは、みどりちゃんの頭を撫でた。
みどりちゃんは、歯を食いしばって耐えている。分かるよ。聖さんは愛情表現にボディタッチが多いよね。
もうみどりちゃんは年頃の女の子なのに、どういったつもりだ。
「聖さん、あのね」
「聖くんの恋人を見に来たの。ママみたいにダメンスに引っかかるんじゃないかって心配だったの」
お澄まし顔でパスタを食べ終わると、みどりちゃんは私に抱き着いた。
「もう。あの時のお姉ちゃんだって知ってたら私だって反対しなかったのよ。なんで教えてくれなかったの」
上手に隠しているみどりちゃんに、美しいプライドを見た気がする。
「俺の事より、君のお母さんの方を優先していたからな。……今回は」
「あ、お姉さんは?」
「下で車庫に車を入れる練習をしている」