白檀の王様は双葉に芳しさを気付かせたい
 次の日。朝起きたら、もう琥白さんは仕事で出ていて、代わりにベッドサイドに綺麗な字で書かれたメモだけが置かれていた。

【ごめん、どうしても外せない仕事ができて先に出る。迎えを寄こすから乗っていきなさい】

 色々言いたいことはあるが、まず、なぜ朝そばにいないだけで謝るのだろう。
 朝起きて、別に琥白さんがいなくてもいいし、そんなの頼んでないのに……。変なの。

 それに迎えって、また勝手に……。
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