一夜では終われない~ホテル王は愛しい君を娶りたい~
 ぷつりというなにかが切れたような音も聞こえたのは果たして気のせいだろうか?

「全部くれてやる。俺はお前のものだ。これから一生、永遠に」

 膝裏を持ち上げられ、切なく疼き続けていた最奥で深冬と繋がる。

 彼はのけぞった私の背中に手をすべり込ませ、隙間なく肌を重ねて抱き締めた。

 私が深冬のものなのではなく、深冬が私のものなのだ。

 高ぶった感情を押し付けるように私も彼を抱き締めて応える。

 好き。大好き。愛してる。

 いろいろな愛の言葉が頭の中に浮かんでは消えて、胸の中に降り積もっていった。

 この想いが変わるとしても、より大きな気持ちに変わるだけで本質は同じだ。

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