片恋
「えっへん」と、心の声が漏れているドヤ顔に、素直に感動する。
「そうだったんだ、ありがとう……」
去年のこともあって、覚悟していただけあって、未然に防いでくれたことが嬉しい。
「延藤、ありがとう。延藤も、真桜のこと守ってくれようとしたんだな」
伊月くんも知らなかったらしい。
真面目な顔でお礼を言われて、延藤くんは赤い顔で「うっ」と声を上げた。
「う、うっさいな、ふたりして。別に、お前らのためにやったんじゃないっつーの。伊月に彼女が出来たって早めに広まれば、その分俺がモテるだろ。だからだよ」
なんて言っているけど、延藤くんが告白されるたびに丁重にお断りしているのを、私たちは知っている。
モテたい人の行動だとは思えない。
「そうだったんだ、ありがとう……」
去年のこともあって、覚悟していただけあって、未然に防いでくれたことが嬉しい。
「延藤、ありがとう。延藤も、真桜のこと守ってくれようとしたんだな」
伊月くんも知らなかったらしい。
真面目な顔でお礼を言われて、延藤くんは赤い顔で「うっ」と声を上げた。
「う、うっさいな、ふたりして。別に、お前らのためにやったんじゃないっつーの。伊月に彼女が出来たって早めに広まれば、その分俺がモテるだろ。だからだよ」
なんて言っているけど、延藤くんが告白されるたびに丁重にお断りしているのを、私たちは知っている。
モテたい人の行動だとは思えない。