BLACK KINGDOM -夜明けまで、熱く愛して-
「どこにいるかと思えば……。REDの幹部とコソコソ話し込んでるなんて油断も隙もないな」
目眩がした。
「ねえ黒土くん。REDって、人の女に手出すほど野暮な組織だったの?」
「………お前」
「今から大事なふたりの時間だから邪魔しないでよ」
腕を掴まれる。
思わず振り払えば、彼は苛立ったようにバン、と壁を叩いた。
そう。これが大河くんのやり方だ。
関係を図るのでなく力でねじ伏せてくる。
空き教室に連れ込まれた。
側にあったソファに向かってわたしを乱暴に突き飛ばすと、その手で制服を乱暴に掴んでくる。
「黒土と何話してた?」
「っ、大した話はしてない」
「誤魔化すなよ!」
制服を思いっきり引っ張らて、胸元が空気に晒される。
「やっ……」
とっさに隠しても、もう遅かった。
「は……っ、こんな印つけやれやがって。QUEENになってから毎日いろんな男の体でよがってたのかよ。気持ち悪ぃ」
涙が出た。
千広くんが触れてくれた体に
他の手で触れられたくない。
汚されたくない。