光の向こうへ
「おいどうしたよなおー。なおからそんな言葉が出てくなんて珍しいじゃん!」
「うざい。」
「あと一年もあるのにもう寂しがっているのか?可愛いやつだなーおい」
「うっざい。」
「まあなおちゃんがそんなこと言うの珍しいよねー」
「それなっ!」
「あと一年もあるのにねー」
「そうそう。一年もあるんだからそんな寂しがるなよ」
鼻につくニヤケ顔を一ぱつしばく。痛そうな演技を大袈裟にやるものだから余計に鼻についた。
来年。僕たちはどうなっているのだろうか。
僕の隣には誰がいるのだろうか。
4月7日月曜日
中学校生活の終わりに進む最後の一年が始まった。
「うざい。」
「あと一年もあるのにもう寂しがっているのか?可愛いやつだなーおい」
「うっざい。」
「まあなおちゃんがそんなこと言うの珍しいよねー」
「それなっ!」
「あと一年もあるのにねー」
「そうそう。一年もあるんだからそんな寂しがるなよ」
鼻につくニヤケ顔を一ぱつしばく。痛そうな演技を大袈裟にやるものだから余計に鼻についた。
来年。僕たちはどうなっているのだろうか。
僕の隣には誰がいるのだろうか。
4月7日月曜日
中学校生活の終わりに進む最後の一年が始まった。