詩集『言葉の花束』

手紙

どんなに美しい手紙を
したためたとしても

それが折られた瞬間に
あなたの秘密になる

封筒に入った瞬間に
それはあなただけのものになる

わたしは手紙を
額に入れて飾りたい

けれどあなたに渡さなければ
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