クラスの男子が全員、元カレだった件




目を覚ますと、当枝冬馬は隣にいなかった。


ひょっとするとあれは、夢だったのだろうか。


でも、身体にはぬくもりが今も残っている。布団じゃ感じられないぬくもりだ。


そして、やっぱり夢じゃなかったんだって気づいて、少し恥ずかしくなって、布団で口を覆い隠した。


どんな顔して、会えばいいんだろう。


わからない。でも、あんな当枝冬馬……すごくいい。


好き……かもしれない。



< 282 / 406 >

この作品をシェア

pagetop