クラスの男子が全員、元カレだった件
「別れ話……か」と金井奏太は少し笑った。
「まあ、そりゃそうなるわな」
そして、私の横に座って、足元にあった何かを拾い上げた。ペットボトルのキャップだった。
「んー、ちょっと違うかもしれない」と私の足元にあったビンの欠片を一つ、手に取った。
「よく考えたら、私たちってちゃんとした別れ話してないなって思って」
「ちゃんとした別れ話?」
「うん。ちゃんとした別れ話」
「別れ話にちゃんとしたも何もないだろ?」と金井奏太は拾い上げたペットボトルのキャップをポケットに入れた。
「別れ話がしたいっていうのは、自分が先に進むために必要だから、そうだろ?」