【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
そろそろ反撃の狼煙をあげてもよいだろうか。とアイリーンは思う。
「もし、イブ様が。私が誰でもいいからエスコートして欲しかった、と思っていらっしゃるのであれば、私はパーティには出席いたしません。知らない国で、知らない人に囲まれて、そんなパーティに出席する私の気持ちがお分かりですか?」
イブライムの視線が揺らいだ。
「エルにもそのように申し上げました。できれば欠席したい、と。ですが、私の立場を考えたら欠席は良くない、誰か知っている人が近くにいれば安心するんじゃないかって、そう言ってくださいました」
少し興奮したからか、アイリーンの頬が赤くなる。そして、それ以上彼女は何も言わず、一段上の階段に足をかけた。
イブライムはそこから動かない。アイリーンが三段目に足を置いたとき、右手首を掴まれた。
「悪かった」
とイブライムが小さく呟く。
「あなたの気持ちも考えずに、オレの気持ちだけを押し付けていた。どうかパーティを欠席するとは言わず、楽しんでもらいたい」
「善処いたします」
アイリーンはその手を振りほどき、勢いよく階段を駆け上がった。残されたイブライムは彼女を掴んでいた右手を握りしめた。
「もし、イブ様が。私が誰でもいいからエスコートして欲しかった、と思っていらっしゃるのであれば、私はパーティには出席いたしません。知らない国で、知らない人に囲まれて、そんなパーティに出席する私の気持ちがお分かりですか?」
イブライムの視線が揺らいだ。
「エルにもそのように申し上げました。できれば欠席したい、と。ですが、私の立場を考えたら欠席は良くない、誰か知っている人が近くにいれば安心するんじゃないかって、そう言ってくださいました」
少し興奮したからか、アイリーンの頬が赤くなる。そして、それ以上彼女は何も言わず、一段上の階段に足をかけた。
イブライムはそこから動かない。アイリーンが三段目に足を置いたとき、右手首を掴まれた。
「悪かった」
とイブライムが小さく呟く。
「あなたの気持ちも考えずに、オレの気持ちだけを押し付けていた。どうかパーティを欠席するとは言わず、楽しんでもらいたい」
「善処いたします」
アイリーンはその手を振りほどき、勢いよく階段を駆け上がった。残されたイブライムは彼女を掴んでいた右手を握りしめた。