【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
「ちょっと、なんで部長がここにいるんですか。リーンのエスコートはどうしたんですか」
 ジョアキナの腕に自分の腕を絡ませていたノエルが、目ざとくルークを見つけて発した言葉がそれだった。

「え。聞いてないの?」
 とルーク。「ノエルさんの隣の人に聞いてみたら? 僕だって、人の恋路を邪魔したくないからね」
 楽しそうに笑っている。
「え? どういうこと?」
 ノエルは隣にいるジョアキナを見上げた。彼はこちらを見ようとしない。だが、何かを隠しているの確かだ。
「ジョア、どういうこと?」

 そして一方のアイリーン。モイラが楽しそうに彼女の髪の毛を結ってくれた。無難にアップにしているからか、首元が涼しい。
「お嬢様、そろそろお時間ですね。くれぐれも、いたるところでカップリングするのはやめてくださいね」
 と釘を刺されて思い出した。
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