【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
ノエルは楽しそうに微笑み。
「まずは、ここの王都で一番大きな書店に行きましょう。多分、リーンの好きな本が一番揃えられているはずだから」
彼女はわざとアイリーンが好きな本、と言った。ノエルだってもう気付いている。彼女が好む本を。甘美小説と呼ばれる作品の中でも特にアレだということを。
「私、アディ先生の本が読みたいの。他にも書いているかしら?」
「月雲の先生でしょ。『美しき二人』がデビュー作なんだけど。その後に短編で何冊か出しているのよ。それも素敵なお話だし、短編だから翻訳もしやすいんじゃないかしら」
「とりあえず。アディ先生の本は、全部買うわ」
実は、父親からの仕送りが思ったより多かった。というのも、先日の通訳代らしい。
プーランジェの国王陛下から丸投げされたような会議だったけれど、結果は大成功だったらしい。結果を持って帰ったら陛下が大喜びだった、と父親からの手紙に書いてあった。そして、通訳代として多めのお小遣いを振り込んだという。無駄遣いしないように、と一筆書いてあったが、母様には内緒です、というのが走り書きしてあり、思わず笑ってしまった。
「まずは、ここの王都で一番大きな書店に行きましょう。多分、リーンの好きな本が一番揃えられているはずだから」
彼女はわざとアイリーンが好きな本、と言った。ノエルだってもう気付いている。彼女が好む本を。甘美小説と呼ばれる作品の中でも特にアレだということを。
「私、アディ先生の本が読みたいの。他にも書いているかしら?」
「月雲の先生でしょ。『美しき二人』がデビュー作なんだけど。その後に短編で何冊か出しているのよ。それも素敵なお話だし、短編だから翻訳もしやすいんじゃないかしら」
「とりあえず。アディ先生の本は、全部買うわ」
実は、父親からの仕送りが思ったより多かった。というのも、先日の通訳代らしい。
プーランジェの国王陛下から丸投げされたような会議だったけれど、結果は大成功だったらしい。結果を持って帰ったら陛下が大喜びだった、と父親からの手紙に書いてあった。そして、通訳代として多めのお小遣いを振り込んだという。無駄遣いしないように、と一筆書いてあったが、母様には内緒です、というのが走り書きしてあり、思わず笑ってしまった。