【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
「そういえば、リーンは文芸部員って聞いたわ。どう? アスカリッドの本は」

「はい。プーランジェと違って、物語が豊富で、楽しく読ませていただいております。特に、甘美小説というジャンルはプーランジェには無い分野ですので、できればこれをプーランジェにも取り入れたいと思っています」

「甘美小説は大衆文化として好まれているわ。作られた物語ではあるけれど、それを通して得られる経験や知識というものはあるから。それに何より感情移入しやすく読みやすい。だから、身分構わず普及しているのよね」

「きっと、アスカリッドにおける恋愛観も、それを後押ししているのかと思います。プーランジェはまだまだ政略結婚が主ですから」

「まぁ、アスカリッドもこんな感じになるには、それなりに時間がかかったけどね。でもね、どんな出会いでさえ、好きな人と一緒にいられることは幸せじゃないかしら?」
 そう言うユミエーラは幸せそうだ。
「ユミ様がおっしゃいますと、説得力がございますね」

< 211 / 365 >

この作品をシェア

pagetop