【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
「ああ、もう。じれったいわね」

 聞き慣れた声が耳に入った。
「は、母上」
「ユミ様」
 シンプルなデザインでありながらも豪勢さを感じさせるドレスを纏っているユミエーラがそこにいた。
 イブライムは慌ててアイリーンの肩においた手を離す。

「リーン」

「はい」
 ユミエーラに名を呼ばれ、思わず返事をしてしまうアイリーン。

「あなた、イブのことが嫌いなの?」

「嫌いではありません」

「好き?」

「どちらかと言えば」

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