【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
「エル、君ばかり留学生を独り占めしてしまうのは、いかがなものかな」
 出た。第二王子。漏れなく黒髪眼鏡がついてくる。

「アイリーン嬢」

「はい」
 第二王子に名前を呼ばれ、つい元気よく返事をしてしまった。

「私は、イブライム・アスカリッド。先日、王宮でお会いしたのを覚えていらっしゃいますか?」
 コクコクとアイリーンは頷く。

「あのとき、あなたが宰相殿の通訳をしていて、とても感銘を受けました。是非とも、生徒会の仕事も手伝っていただきたいのですが」
 なんと、この第二王子も生徒会のメンバーだったのか。

「それに、拒否権はございますか?」
 というのもアイリーンはこの国のビーエル本を読みたいのだ。
 生徒会の仕事を手伝ったらその時間が削られてしまう。

< 52 / 365 >

この作品をシェア

pagetop