【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
 そんな反応、以前にも耳にしたことがある。どうしても新しいジャンルが流行ると、それを否定したくなる人も出てくる。それはその人の好みの問題であって、他人に強要するものではない、とアイリーンは思っている。それはビーでエルな話についても同様。物語の中での世界なんだから、ちょっとは夢をみせて欲しい。

「そういえば、リーンも何か相談したいことがあるって言っていたわね」

「はい」
 そう、例の新入生歓迎パーティの件。
「夕飯が終わってから、あなたの部屋にお邪魔してもよろしいかしら?」

「はい。では、その時に、私が書いた月雲の資料をお見せしますね」

「嬉しい、楽しみにしている」

 そうやって二人で話をしていたら、あっという間に寮についた。どこの時代も世界も、女子生徒のおしゃべりというのは時間泥棒らしい。

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