【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
「お帰りなさいませ」
 部屋に戻るとモイラが迎えてくれる。
「初日から、こんなに遅くまで、お疲れではありませんか?」
 着替えを手伝いながら、気遣ってくれる。

「ええ、でも。いいこともたくさんあったわ」

「いいことですか?」

「同志がいたのよ」
 そこで、くるりとモイラの方に向きをかえる。
「あのノエルがね、月雲シリーズが大好きだったの。それから文芸部の先輩もビーエルが好きなの。さすがアスカリッド。プーランジェのように布教活動をしなくてもすでに浸透しているのよ」

「あの学院ですでに二人見つけられるとは。きっと庶民にはもっと浸透しているのでしょうね」

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