【コミカライズ】腐女子令嬢は隣国の王子から逃げられない~私は推しカプで萌えたいだけなのです~
「ああ、やっぱり。そういう問題があるのね」

「まあね。学院の中でカップルになっているところは問題ないけれど、なっていないところは自分で相手を見つけるか、家族に頼むかっていうのが多いかしら」

「どちらもいない私はどうしたらいいかしら?」

「そう言われると、どうしよう」
 うーん、と二人で唸る。

「いっそのこと、学長にお願いしてもいいかしら?」
 とアイリーンが言うものだから。
「それはそれで面白いけれど、面白いだけで終わってしまうからやめてちょうだい」
 とノエルに言われてしまう。

「では、欠席で」
 とアイリーンはずっと考えて、言いたかったことを口にする。

「それはそれで問題。あなた、留学生で学院の中でも注目を浴びているし、生徒会のメンバーも引き受けてしまったし」

「どうしようもないのね」
 八方ふさがりとはまさしくこのことか。前にも後ろに左右もいけない。もちろん斜めの学長という逃げ道も塞がれてしまった。

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