天才幼女錬金術師に転生したら、冷酷侯爵様が溺愛パパにチェンジしました!
(どちらかというと、エリアスの毛をわしゃわしゃするのが目当てのような気がするんだけど)

 カークは、エリアスの毛皮に埋もれるのが嬉しくてしかたないらしい。いつも、エリアスが精霊界に戻る時間ぎりぎりまで「俺も! 俺も!」とねだって撫でている。

 残念ながら、大人はマナを循環させてもあまり増えないそうで、ニコラは仲間には入らない。

 そのかわりニコラとオーランドは、エリアスにブラッシングしたり、おいしいお菓子を貢いだりと忙しい。

 乳母家族に歓待されるのをエリアスは案外楽しんでいるようで、ミリエラに呼び出される度に、乳母家族にもきちんと挨拶している。

「ねぇ、エリアス。ミリィがもっともっとマナをたくさん持つようになったら、エリアスをずっとここに置いておくこともできる?」

 エリアスと契約してからひと月後。

 お昼寝の時間にミリエラはそう問いかけた。

 ベッドに動物を入れるのは本来厳禁だが、エリアスは特別である。ミリエラの問いに、ベッドの半分を占領しているエリアスは首を傾げた。

「ずっと、側にいてほしいのか?」

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