天才幼女錬金術師に転生したら、冷酷侯爵様が溺愛パパにチェンジしました!
(私は、これにはあんまり興味ないんだけど……でも、嬉しい)

 中身は人形遊びをする年齢ではないが、可愛らしいぬいぐるみや人形が並んでいるのを見るとちょっとわくわくしてしまう。前世では、こういったものには関心がなかったはずなのに。

 それから、たくさんの絵本に、初歩的な魔術の本。カーテンもカーペットもベッドの寝具もピンク一色でまとめられていて、たいそう可愛らしい部屋だった。

「気に入ってくれたかな……?」

「うん、もっちろん!」

 こわごわと問われるから、思いきりいい笑顔を作ってジェラルドを見上げる。安堵したように、ジェラルドの肩から力が抜けたのがわかった。

 彼はあいかわらず、ミリエラに対して少しばかり距離を感じているらしい。

「うふふ、今日はこの子と一緒に寝るね」

 以前贈られたぬいぐるみを棚から取り、枕の横にちょこんと座らせる。新しいぬいぐるみも嬉しいが、最初に父から贈られたぬいぐるみに一番愛着がある。

「パパ、カークのお部屋はどこ?」

「それは、一階上だよ。三階は、オーランド達の部屋にした」

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