無口な彼の妬かせ方
へっ?
思わず、目を大きく見開かせる。
あ、あたりまえって……
思ってもいなかった言葉に驚いて、何も発することが出来ない。
それに対して。
ゆっくりと立ち上がった翔は、
前屈みになってベッドに横たわる私に近づくと、
「お前を手放したりしない」
スッと翔の手が伸びてきて、手のひらが額に触れた。
いつもは見せないその表情に、胸がドキッと高鳴る。
私のこと……
フるんじゃなかったの?
ずっとそう思っていたのに、その予想は綺麗に外れた。