わけあって、双子の幼なじみと溺甘ルームシェア…♡
村上先輩の話からすると、おそらくわたしが告白をキッパリと断ったことは知らない様子。

それまでに、ショックで帰ってしまったのだろうか。


なぎちゃんがくるまでをちゃんと見てくれていたら、こんな誤解も生まれなかったのに…。


「村上先輩…聞いてくださいっ!わたしと大輝先輩は、本当になにもー…!」


吸い込む空気が冷たくて、わたしは思わずむせてしまった。

冷気で、肺が凍りつきそう。
< 347 / 712 >

この作品をシェア

pagetop