君のとなりで恋をします。【番外編】
「桜河ちゃまは優しい子でちゅもんね〜
狂犬だなんて、センスなさすぎ!」
両手でわしゃわしゃと桜河の頭を撫でる。
これでも私なりに褒めたつもりだ。
「お前…バカにしてんだろ。」
「うぇ!?してないけど!?」
「ふーん。」
それでも、私を見るその目はまだ不満そう。
子ども扱いされて拗ねてるようにも見えるその姿に、私は思わず笑ってしまう。
桜河のこういうところが可愛いし愛しいんだよなー、なんて思う私はかなり重症。
「…おい、笑ってんなよ。」
「ごめんごめん。
…でもね、〝狂犬の主〟は結構嬉しいかも。
私たち、そんなに仲良いイメージ持たれてたんだね。」
「仲良いっつーか、お前が俺を従えてるように見えてたんじゃねーの。」
「えー、それはなんかやだ。」
か弱い私が〝狂犬〟と恐れられていた桜河を従えたなんて、そんなのありえない。