すずの短文集
尊敬するあなたへ
なぜずっと憧れていたあなたと別れなければならないのですか。

いつかは別れが来ることは分かっていました。しかしあまりにも寂しく、私にとってとても悲しいことです。

自信家で、いつも自分だけで切り抜けてきたあなたが、不器用な私は羨ましく、少し妬ましくもありました。

あなたが最大の危機に晒されたときも、あなたは自分を信じ、自らの手で乗り越えていました。

あなたの自信家な表情も好きだけれど、少し硬いあの優しい笑顔も私は大好きです。

私は忘れません。
今までいくつもの別れがありましたが、あなたのことも決して。

春になればお別れです。
それまでは笑顔であなたのそばにいましょう。
私は心に想いを秘め、これから先もあなたの幸せを願いたいと思います…
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