君は。
そんな中でも唯一心を許せる子がいた。
と言ってもその子のことを一方的に知っていただけで彼女が居なくなってしまう前に一度だけ話したくらいである。

その子は帰り道の公園で毎日一人で遊んでいた。名前は思い出せない。
ただ、アネモネの花が好きでポシェットに刺繍がされていたことだけは覚えている。確か大事な人に貰ったとかだった気がする。

それが俺の初恋であった。
まぁ初恋と言うものは現実より美しく変えられるものであるから、実際その恋が本物であったかなど知る由もないのだが、俺にとっては大事な初恋というものである。
多分。
< 14 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop