君は。
その子は俺のいじめが収まる頃には居なくなっていた。
いじめの終わり方も全く覚えていない。
気づいたら堂島も居なくなっていた。

学年が上がりいじめのことを知っている奴らが微妙な雰囲気を醸し出すものだから俺はまた孤立しようとしていた。

そこに話しかけてきてくれたのが初めて同じクラスになった直と太陽だった。
直は勉強のことしか考えておらず、俺へのいじめは知らなかったと言う。
太陽は今年転校してきた生徒だった。

まぁ、二人とも違うクラス、学校で接点もなかったから知らなくて当然であろう。
それよりもこんな俺に話しかけてきてくれたことが嬉しかった。
< 15 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop