キス魔な御曹司は親友の妹が欲しくて必死です
時間を忘れキスに没頭していると、スマホが鳴ってはっと我に返った。
鳴っているのは私のスマホ。
智成はそれでもキスと止めてくれなくてバンバン背中を叩くとやっと離れてくれた。
まだ足りないとでも言いたげに恨めしそうな顔をする智成を横目に荒い息を整えてから出るとお兄ちゃんだった。
『茉緒、今から帰るけど、智成もう来てるか?』
「うん。もう家にいるよ」
『智成と代わってくれ』
「え? うん」
なぜ智成に? と思いつつ智成に携帯を渡す。
智成も訝し気にお兄ちゃんに話しかけた。
「陸翔か? なんだ。……えっ? ああ、わかってるよ」
なにを話してるのだろう? ちらりと私を見た智成が肩を竦め、短くやり取りをした後渋い顔をして電話を切りスマホを返してくれた。
「飯、作ろう。手伝う」
「あ、うん」
さっきの甘い雰囲気はどこへ行ったのか、荷物を取った智成がすたすたとリビングに向かう。
え? 一体お兄ちゃんとなにを話したらこんながらりと変わっちゃうの?
なんだか不安になって智成を追いかけると荷物をテーブルに置いて取り出しているその手を止めた。
「智成?」
伺うように見上げると智成はにかっと笑いチュッと軽くキスをした。
「陸翔がもう帰ってくるから、茉緒とイチャイチャしてたら怒られるだろ?」
ほんとはもっとしたいけどな、と片目をつぶる智成に私はもじもじと遠慮がちに言ってみた。
「やっぱり、お兄ちゃんに内緒にするのは心苦しいし、堂々と付き合いたいから今日、付き合ってるって言ってみる?」
「ん? ああ、内緒にしてたなそういえば」
「え~?」
お兄ちゃんに内緒で隠れていちゃいちゃとしてたのは結構楽しめたけど、やっぱり少しだけ心苦しくもあった。
だけど智成はその内緒設定自体をこの一週間で忘れていたようだ。
「まあ、言うだけ言ってみるか」
軽く言われて、元々智成は隠したくないと言っていたから仕方ないけど、ちょっと脱力してしまった。
鳴っているのは私のスマホ。
智成はそれでもキスと止めてくれなくてバンバン背中を叩くとやっと離れてくれた。
まだ足りないとでも言いたげに恨めしそうな顔をする智成を横目に荒い息を整えてから出るとお兄ちゃんだった。
『茉緒、今から帰るけど、智成もう来てるか?』
「うん。もう家にいるよ」
『智成と代わってくれ』
「え? うん」
なぜ智成に? と思いつつ智成に携帯を渡す。
智成も訝し気にお兄ちゃんに話しかけた。
「陸翔か? なんだ。……えっ? ああ、わかってるよ」
なにを話してるのだろう? ちらりと私を見た智成が肩を竦め、短くやり取りをした後渋い顔をして電話を切りスマホを返してくれた。
「飯、作ろう。手伝う」
「あ、うん」
さっきの甘い雰囲気はどこへ行ったのか、荷物を取った智成がすたすたとリビングに向かう。
え? 一体お兄ちゃんとなにを話したらこんながらりと変わっちゃうの?
なんだか不安になって智成を追いかけると荷物をテーブルに置いて取り出しているその手を止めた。
「智成?」
伺うように見上げると智成はにかっと笑いチュッと軽くキスをした。
「陸翔がもう帰ってくるから、茉緒とイチャイチャしてたら怒られるだろ?」
ほんとはもっとしたいけどな、と片目をつぶる智成に私はもじもじと遠慮がちに言ってみた。
「やっぱり、お兄ちゃんに内緒にするのは心苦しいし、堂々と付き合いたいから今日、付き合ってるって言ってみる?」
「ん? ああ、内緒にしてたなそういえば」
「え~?」
お兄ちゃんに内緒で隠れていちゃいちゃとしてたのは結構楽しめたけど、やっぱり少しだけ心苦しくもあった。
だけど智成はその内緒設定自体をこの一週間で忘れていたようだ。
「まあ、言うだけ言ってみるか」
軽く言われて、元々智成は隠したくないと言っていたから仕方ないけど、ちょっと脱力してしまった。