キス魔な御曹司は親友の妹が欲しくて必死です
わっ、まさかここで会うとは。
背の高い男性は智成だった。
いつも朝スーツ姿を見ているのに仕事中の智成はまるで別人のようにビシッと決まってカッコよかった。
「すいません、五分ほどお時間よろしいですか?」
「ん? ああ、予定の時間には余裕があるのだろ?」
「はい、もちろんです」
「風間さん?」
壮年の男性はこちらをチラッと見てさっさと車に乗り込み、女性の方は訝しげに智成のことを呼ぶ。
智成はというとスタスタとこちらに迫って来てちょっとビビった。
「お前、こんなところで何やってんの?」
「あ、智成偶然だね~。いやー買い物ついでにお兄ちゃんの働いてるとこ見てみようかなと思って」
「……そんな大荷物持って?」
智成は私の両手の荷物を見て呆れたように言うから肩を竦めた。
「も、もう帰るよ。それにしてもお兄ちゃんってこんなおっきな会社で働いてたんだね! すごいすごい! 後でお兄ちゃん褒めてあげようっと。じゃ、智成もお仕事頑張ってね」
「ちょっと待て」
早口でまくし立てて帰ろうとすると肩を掴まれて荷物をさっと奪われた。
「えっ! ちょっと智成?」
智成は構うことなく道路に向けて歩き手を挙げた。
そこにタクシーが停まってさっさと私の荷物を置くと私に早く乗れと急かす。
「タクシー使うなんてもったいない。バスで帰れるよ?」
「いいから乗れ」
なんか怒っているような智成に有無も言わさず乗せられ運転手にマンションの場所を伝え私に一万円を渡しドアを締めた。
「あっ、ちょ……」
タクシーは動き出し智成は黒塗りの車に行きなにか話している女性を一瞥し乗り込んだまで見届け見えなくなった。
素早い、素早すぎる。
取り付く島もないとはこのことだ。
動きに無駄がなくタクシーを止めるのもスマートだった。
そこはさすが出来る男って感じで、カッコよかったなー。
なんか不機嫌そうだったけどいいもの見れたし、智成のおかげで楽して帰れるから今日はお得な日だったなあ、なんて、のんきに思いながら車窓を眺めた。
背の高い男性は智成だった。
いつも朝スーツ姿を見ているのに仕事中の智成はまるで別人のようにビシッと決まってカッコよかった。
「すいません、五分ほどお時間よろしいですか?」
「ん? ああ、予定の時間には余裕があるのだろ?」
「はい、もちろんです」
「風間さん?」
壮年の男性はこちらをチラッと見てさっさと車に乗り込み、女性の方は訝しげに智成のことを呼ぶ。
智成はというとスタスタとこちらに迫って来てちょっとビビった。
「お前、こんなところで何やってんの?」
「あ、智成偶然だね~。いやー買い物ついでにお兄ちゃんの働いてるとこ見てみようかなと思って」
「……そんな大荷物持って?」
智成は私の両手の荷物を見て呆れたように言うから肩を竦めた。
「も、もう帰るよ。それにしてもお兄ちゃんってこんなおっきな会社で働いてたんだね! すごいすごい! 後でお兄ちゃん褒めてあげようっと。じゃ、智成もお仕事頑張ってね」
「ちょっと待て」
早口でまくし立てて帰ろうとすると肩を掴まれて荷物をさっと奪われた。
「えっ! ちょっと智成?」
智成は構うことなく道路に向けて歩き手を挙げた。
そこにタクシーが停まってさっさと私の荷物を置くと私に早く乗れと急かす。
「タクシー使うなんてもったいない。バスで帰れるよ?」
「いいから乗れ」
なんか怒っているような智成に有無も言わさず乗せられ運転手にマンションの場所を伝え私に一万円を渡しドアを締めた。
「あっ、ちょ……」
タクシーは動き出し智成は黒塗りの車に行きなにか話している女性を一瞥し乗り込んだまで見届け見えなくなった。
素早い、素早すぎる。
取り付く島もないとはこのことだ。
動きに無駄がなくタクシーを止めるのもスマートだった。
そこはさすが出来る男って感じで、カッコよかったなー。
なんか不機嫌そうだったけどいいもの見れたし、智成のおかげで楽して帰れるから今日はお得な日だったなあ、なんて、のんきに思いながら車窓を眺めた。