キス魔な御曹司は親友の妹が欲しくて必死です

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濡れた素肌に指を這わせると、甘い吐息を漏らし体を捩る茉緒に肌を重ねた。
お互いの熱が交じり合い擦り合わせ欲情が膨らんでいく。
いたるところにキスを落とし敏感に反応する茉緒に気を良くしドロドロに蕩けるように愛撫を繰り返す。
「はぁ……好き、好きだよ、智成」
深く深く繋がったときには吐息と共に甘えるように言われて身震いするほど感動した。
心も体も繋がってこんな幸福感を感じたのは初めてかもしれない。
恍惚と微笑む茉緒にキスをして昂る情熱を注ぐ。
我を忘れ、溺れるように茉緒を抱いた。
小さく震えるように快感に耐える茉緒に愛しさが増す。
「俺も好きだ、茉緒……」




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