ミルフィーユ王子はキュン死しそう


僕が悩みながら、頭をかしげていると

運転席から、驚き声が飛んできた。




「やっぱり、今朝、私が聞いたことは
 ただの噂だったんですね」



「佐々木さん?」

 なんのこと?




「うるちゃんは、
 今日で百合園家のメイドを
 おやめになるって」




んん?



今、理解に苦しむ日本語が

流れてきたような……





うるるんが


うちのメイドを


「やめる??????」




「はい。今朝、
 他のメイドたちが話していました。

 明日の18歳の誕生日に、
 金持ちの家に嫁ぐって」



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