今さら好きだと言いだせない
「町宮は酔ってるな。そろそろ出よう」
私はたしかに軽く酔ってはいるけれど、そこまで泥酔ではない。ちゃんと立てるし、まっすぐ歩ける。
だけど芹沢くんは私を心配して「大丈夫か?」と声をかけ、会計を済ませて店を出た。
ふたりでゆっくりとした足取りで駅へと向かう。ひんやりとした風が熱い顔を冷ましてくれるようで心地いい。
「もし、うちの部で飲み会とかあっても高木さんのそばには行くなよ? 危ないから」
「狙われてなんかないのに……」
まだ言うの? とあきれつつ隣にいる芹沢くんを見上げると、彼は私よりもさらにあきれ顔だった。
「町宮は徳永さん狙い?」
「え?!……なんで?」
「この前会社で見た。ネクタイ直してたろ?」
あれを誰かに見られていたとは思っていなくて、軽く驚いて絶句してしまった。
別に悪いことをしていたわけではないし、咎められることもないのだけれど。
私はたしかに軽く酔ってはいるけれど、そこまで泥酔ではない。ちゃんと立てるし、まっすぐ歩ける。
だけど芹沢くんは私を心配して「大丈夫か?」と声をかけ、会計を済ませて店を出た。
ふたりでゆっくりとした足取りで駅へと向かう。ひんやりとした風が熱い顔を冷ましてくれるようで心地いい。
「もし、うちの部で飲み会とかあっても高木さんのそばには行くなよ? 危ないから」
「狙われてなんかないのに……」
まだ言うの? とあきれつつ隣にいる芹沢くんを見上げると、彼は私よりもさらにあきれ顔だった。
「町宮は徳永さん狙い?」
「え?!……なんで?」
「この前会社で見た。ネクタイ直してたろ?」
あれを誰かに見られていたとは思っていなくて、軽く驚いて絶句してしまった。
別に悪いことをしていたわけではないし、咎められることもないのだけれど。