今さら好きだと言いだせない
「南帆ひとりじゃなくて私も一緒だって言ったんだけど、営業部の人たちって口が達者っていうかノリがいいから……」
「もしかして芹沢くん、怒ってた?」
「どっちかっていうと心配してた感じ」
菓子博の日のことを思い出した。
帰りに立ち寄った居酒屋で、酔って顔を赤くする私を見て芹沢くんが口にしたのが、『男にあんまり見せたくない』だった。
あのときと同じで、彼は心配してくれているのだと思う。
なぜだろう。単に記憶をたどっただけなのに、あの日の彼を思い浮かべると胸が高鳴る。今、そんなことに気づいてしまった。
「南帆、顔が赤いよ?」
「え?! 気のせいだよ!」
あわあわとしながら笑って誤魔化したが、自分の頬に手を当ててみると間違いなく熱かった。
そんな中、スマホがメッセージの着信を告げる。送ってきたのはもちろん芹沢くんだった。
『明日の飲み会、俺も行くから』
「もしかして芹沢くん、怒ってた?」
「どっちかっていうと心配してた感じ」
菓子博の日のことを思い出した。
帰りに立ち寄った居酒屋で、酔って顔を赤くする私を見て芹沢くんが口にしたのが、『男にあんまり見せたくない』だった。
あのときと同じで、彼は心配してくれているのだと思う。
なぜだろう。単に記憶をたどっただけなのに、あの日の彼を思い浮かべると胸が高鳴る。今、そんなことに気づいてしまった。
「南帆、顔が赤いよ?」
「え?! 気のせいだよ!」
あわあわとしながら笑って誤魔化したが、自分の頬に手を当ててみると間違いなく熱かった。
そんな中、スマホがメッセージの着信を告げる。送ってきたのはもちろん芹沢くんだった。
『明日の飲み会、俺も行くから』