独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。



「たまには購買で買って食べない?」



ちょうど、今日はお母さんが朝寝坊しちゃってお弁当を持ってきてないし。


天気もいいから大賛成だ。



「うんっ、いいよ!」

「ありがと。じゃ、また後でね」



嬉しそうに笑みを深める俊に、私も笑顔でうなずいて、また黒板のほうに向いた。


チャイムが鳴って、先生が教室に入ってくる。


「こないだ受けた小テスト、一斉に返すぞー」


その言葉を聞いたとたん、クラスの人たちは「えぇー……」と不満の声をそろわせた。

私も今から気が重い……。


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