独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
警察の人……?
すぐ近くには、救急車と消防車も何台か止まっている。
「え……?」
道路のまんなかに、ポツンと倒れている少年に、私は目を見張った。
その周りには、衝突したのかバイクの破片があちこち散らばっていた。
中には、見覚えるのあるリュックも転がりおちている。
「ち、ちが……う」
どくんどくん、と心臓が嫌な音を立てていく。
嘘……でしょ?
嫌だ、そんなの……。
違うよ……っ。
あれは俊なんかじゃないっ!
そうだよ、何かの見まちがいに決まっている。