独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
どうして……。
どうして、こうなるの?
どんなに肩を揺すっても、目を開けてはくれない。
「俊……!!ねぇ……嫌だよ……っ。
こんなの……っ」
あんまりすぎるよ……。
泣きすぎて、息が苦しくなってくる。
「え、ゆゆちゃんっ!?」
「なんだよ、これ……っ!
なんで……矢追のやつが倒れてんだよっ!?」
後から来た亜莉朱ちゃんと佐々木くんが、おどろいたようにかけ寄ってくる。
でも私は気持ちに余裕がなくて、2人に何も言うことができずにいた。
ただ俊にふれて声を出しながら、泣くことしかできなかったんだ。