独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。
「せ、先生……っ!」
近くを通りかかった先生に、私は急いでかけ寄っていった。
「あぁ、君。手術は成功したからね」
「あの……っ、俊はほんとうに大丈夫なんでしょうか?」
私の言葉に、少しだけ難しい表情を浮かべる先生。
……え?
だって、手術は成功したって……。
「手術は成功したけれど、まだ彼の意識は戻らないままでね。今も、病室で眠り続けているんだよ」
「そ、んな……。先生にとって、ただの病人でも……私にとってはかけがえのない大事な人なんです……っ」
心が不安定なあまり、先生に当たってしまう。